可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編
「もっもう良いわよっ高瀬ももう休みなさいよ。明日…いえもう今日だけど、早いんでしょう?」


時計を見ると、二時。

もうすっかり遅いわね…。


高瀬ももう眠らないとね。


「…。では何かありましたらベルを押してくださいね?直ぐに伺いますから…。」


高瀬、ちょっと苦笑してベッドから降りた。

「お休みなさいませ…。お嬢様。」

パタン…。


途端に響く、闇の音。

カチカチ…。


時計の音が響く。


こんなに部屋…っ。


広かったかしら?


あたしは怖くて抱き枕に抱き付いたまま、ギュッと目を閉じた……。
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