可愛く無くてごめんなさい~わがままお嬢様とその執事~愛鈴編
ふわふわのオムレツにスープ。


カリッと焼けたクロワッサンとワッフル。


重い胃に押し込んで、紅茶をすすって居ると、高瀬が今日のスケジュールを告げる。


「本日のスケジュールを申しあげます。特にありません。」


え?


「ちょっと高瀬?何をふざけてるの?美術に声楽、ダンスとかあったでしょう?」


「今日位はゆっくりとお休みをと旦那様のご指示です。」


お父様から?


「パーティーは疲れますからね。まぁ…昨夜眠れてませんから、ゆっくりとお休みください」


「じゃあ高瀬も執事をお休みなさい。」


え?と高瀬があたしを見た。
< 73 / 94 >

この作品をシェア

pagetop