Innocent shine―光の道しるべ―
「あれ……?」
そんな中で、1ヵ所異質な空間があることに気が付く。
どこもかしこも鬱陶しいくらいに商品を広げ主張をしているのに、そこだけは違った。
与えられたスペースのほとんどに何も置いておらず、中央の一角に小さな器がいくつかと、大きめのコルクボードが立てかけられているだけだったのだ。
何を置いてるんだろう。
この場所だと、逆にそういうお店の方が目に付く。
客の心理を逆手にとった商売方法かしら、なんてことを考えながら近付いてみる。
「わあ……」
悠希は、思わず声を上げた。
小さな器に入れられていたのは、シルバーの指輪やピアス。そして、コルクボードにはネックレスが掛けられていた。
「どうぞ、ゆっくり見て行ってください」
感嘆の声を上げた悠希に、出店者の二人組みの男性のうちの一人が明るく声を掛けた。
そんな中で、1ヵ所異質な空間があることに気が付く。
どこもかしこも鬱陶しいくらいに商品を広げ主張をしているのに、そこだけは違った。
与えられたスペースのほとんどに何も置いておらず、中央の一角に小さな器がいくつかと、大きめのコルクボードが立てかけられているだけだったのだ。
何を置いてるんだろう。
この場所だと、逆にそういうお店の方が目に付く。
客の心理を逆手にとった商売方法かしら、なんてことを考えながら近付いてみる。
「わあ……」
悠希は、思わず声を上げた。
小さな器に入れられていたのは、シルバーの指輪やピアス。そして、コルクボードにはネックレスが掛けられていた。
「どうぞ、ゆっくり見て行ってください」
感嘆の声を上げた悠希に、出店者の二人組みの男性のうちの一人が明るく声を掛けた。