キスシリーズ~キミにキス~ 短編


分かってるんだろうか…ここが体育館ってこと…。


女子の悲鳴はすごいし…。男子の冷やかしもやまない…。


「奏、オレさ…奏がいないとダメみたいだ…奏がいないと試合とか練習とかに集中できないんだ…これってさ…奏がオレの中で一番ってことなんだぜ?オレが一番好きなバスケを超えてんだもん」


「うん…」


「だから…ご褒美…頂戴?」


耳元で磨祐の甘い声が聞こえる。


「うん…」


私と磨祐の唇が重なる。


そっか…磨祐も同じだったんだ…。


帰り道、私が磨祐にキスしたくないんだと思ったって言ったら磨祐は顔を赤くして……




「したかったけどできなかった…」


って言ってたんだ。


だから私はいつでもしていいよって言った。


もちろん人の前ではしないように言ったけどね♪



END



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