極上甘々彼氏様
でも、中身はいちごミルクとチョコパン。
「メロンパンって言ったよな」
「ごめんなさい…売り切れで……」
別に、チョコパンでも良かった。
てか、甘いモンならなんでも。
だけど、羽梨が初めて俺が言った
ものを買って来なかったことに、
ちょっとムカついた。
そして俺は、羽梨の昼飯の
いちごジャムパンをほおばった。
羽梨は少し悲しそうな顔をして
俺と麻衣から少し離れた場所に座った。
なんだよ……。
何かムカつく。
言いたいなら言えよ。
あー…何か、嫌。
羽梨を見てみると紅茶を飲んでいた。
お昼…これしかないとか?
自分の持ってるいちごジャムパンを見て
少し、罪悪感を覚える。