極上甘々彼氏様
何か……複雑。
あたしの彼氏の隣には
べったりくっついた美人。
もちろん、あたしではない。
あたしはというと
少し離れたところで紅茶を飲んでいる。
お昼…買って来ようかな。
……めんどくさいし、いいや。
「ねぇ、陸」
なっ…何!?あの高い声!
絶対陸のこと好きだよ!
…あぁ、もうやだ。
「いちごミルクちょっとちょうだい?」
「あ?…いいけど」
「やった♪」
そう言うと佐々木さんはあたしを
チラッと横目で見て、ニヤッと笑った。
えっ?なに?
「おいし〜い」
「だろ?」
陸はそう言うと立ち上がった。