極上甘々彼氏様
俺、超かっこわりぃよ。
「陸。また羽梨ちゃんと何かあった?」
そう言って俺に視線を向けるのは
中学んときからのダチ、細川啓也。
髪は茶髪で顔はイケメン。
今、彼女はいないらしい。
「別になんもねぇよ」
「ほんとかよ?」
「ほんとだって」
「陸ってさ、羽梨ちゃんのこと好きなの?」
いきなりそんなことを聞いてきた啓也。
「は?何だよ急に」
「だっていっつもパシりみてぇじゃん」
そう言われると否定できない。
「別に、どっちでもいいだろ」
「余裕だな?羽梨ちゃん狙ってる男、かなりいるぜ?」
余裕じゃねぇよ。
狙ってる奴いることくらい知ってる。
「ま、いいけどさぁ」
「何だよそれ」
「あ、久々にゲーセン行かねー!?」
目を輝かせて俺を見る啓也。
「いいけど」
「よっしゃ!行こーぜ!」