夏の日

そんな話をしている内に…


「ここが これからあたし達が勉強する１-３だね」


あたしのクラス １-３
の教室に着いた。


教室に入ると もうすでに騒がしかった


他校の人ばっかりで 正直緊張した



「あ！座席表出てるよ！」


挙動不審のあたしを全く気付かず 蜜柑が座席表が貼っている黒板を指差した


座席表に書いてあった あたしの席は真ん中の列の後ろだった


普通 恋愛小説とかだったら窓際の後ろで物思いにふけりながら窓の外を見たり

そうじゃなくても 廊下側の後ろでドアの境で好きな人がこっそり来たりとか…

そういうラブコメ的展開があるはずでしょ!!


そう考えるあたしは大きな溜め息をついて席に着いた

あいにく 隣の男子は来て無いらしく…


仕方なくあたしは蜜柑の所に行った



「蜜柑〜！」



「おぅ！どした？」



あたしは蜜柑に席の事を言ったら



「あはは！夏姫らしいね」


「もう！自分は良い席だからって〜」



そう蜜柑は窓側の後ろの席あたしが狙ってた席だった


「まぁ、いいじゃん！夏姫と席離れなかったし」



「うん…」