俺は何度でも言うよ。
「あ!」
もちろん昨日の子のことを考えていた俺、
あの子のことしか考えられなかった、
なのに
「あのこれ返します、」
首にさげたピアスをとろうとしている。
「ははっ」
「え?」
「取れないんだろ?取ってやるよ、こうやんの」
俺は自分のピアスを取った。
「ありがとうございます」
「てかこれあげるって言わなかった??」
「けど…」
「ほら(笑)」
俺は彼女の髪を耳にかけた。
「耳開いてないんだ」
ほら、真っ赤になった。
「はい…」
「じゃ、仕方ないね?」
ネックレスに戻した。