キスシリーズ~桜と春とキス~ 短編
放課後、みんなとカラオケに行った。
みんないろんな曲を入れていって私は一人イライラしていた。
だって、隆弥の隣で顔の赤い女の子が隆弥を見てるんだもん。
隆弥に触っていいのは私だけだし…隆弥を見ていいのも私だけ…。
って…私こんなに独占欲強かったんだ…。
隆弥はこんな私のこと知ったら嫌いになるかな?
私は飲みかけのお茶を口に含んだ。
そして目に入ったのは隆弥の横に座っていた女の子が隆弥にキスをしていたところだった。
私は立ち上がってカラオケ店を出た。
「三波!?」
隆弥の声が後ろから聞こえた。