キスシリーズ~桜と春とキス~ 短編


ついた場所は桜並木…?


「き…」


「き…?」


「キレイ…ねぇ隆弥見てすっごくキレイだよ」


私が振り向くと隆弥は笑顔で立っていた。


「隆弥?どうしたの?」


「いや、キレイだなぁって」


「そうだよね♪」


「違うって、三波だよ…」


わ…私!?


やだ…恥ずかしい…。


「隆弥のばか…」


「なんで?本当のこと言っただけだろ?」


「恥ずかしいじゃん」


「でもよかった!三波好きだと思ったんだ桜」


やっぱり、隆弥が好き…。


「隆弥、好きだよ」


「なんだよいきなり?」


「ううん、言いたかっただけ…」


隆弥のことがもっと好きになる。


ねぇ隆弥ずっと一緒にいてくれるよね…。


隆弥は私に近づいてきた。


「隆弥?」


「キス、していい?」


「そんなの聞かなくたって…」

「ん…。だけど、聞かないとさ…みんないるし…」


そっか…。


「だから、していいよな」


私は頷いた。


そして、2人の影が重なった。

甘い甘い2人だけの時間。



END



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