世界で1番君が好き
「ええっと…ちょっと待って」

私は鞄の中から数学の教科書を探し出す。

その間に夏美は別の話題をふってきた。
「そういえば今日さぁ京君と一緒に帰ってたんだって?」

「何で知ってるの?」

「私は何でも知ってるわよ」

と夏美は笑ってから本当のことを白状する。
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