世界で1番君が好き
「京君……」

待ちにまった彼の登場で、私の唇から彼の名前がこぼれでた。

体中から喜びが溢れている私を冷めた瞳で見る夏美の姿は、今は無視。

申し訳ないけれど、今現在の私の瞳には京君しか映し出されていないのだ。

私は立ち上がった。そして、

「京君─!!」

と思いっきり呼んだ。
< 4 / 95 >

この作品をシェア

pagetop