世界で1番君が好き
「あの~早くご飯よそってもらえませんか?」

母の声ではっと我に返る。

気づけば、炊飯器の前でしゃもじを持ったままだった。

「ごめん、ごめん」
慌ててご飯をつぐ私の背中に母の声がかかる。

「なに、圭。恋わずらい!?」

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