世界で1番君が好き
「もう恋愛こりごりじゃないの?」

「そうねぇ、私はもう恋愛する気はないけど、恋はいいものよ」

母は瞳を輝かせて語る。

「たくさん傷ついたり嫌な思いしたりもするけど、恋して損した、って思ったことはないわね」

「ふ~ん」

お父さんとの恋愛もそうだった?という疑問がわいたが聞くのはやめておいた。

「とにかく今恋をしているなら、やれることはやりなさい」

母のワンポイントアドバイスを一応胸に刻みながら、私は夕飯を食べ終えたのだった。
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