世界で1番君が好き
「今日ぐらい我慢しなさいよ」

夏美がお弁当箱を片付けながらぴしゃりと告げる。

「うぅ」

私はのろのろとお弁当を片付ける。

「京君のクラスに行かないなら…圭、図書室までついてきてよ」

「はぁい」

私は京君に会えない寂しさを払拭するかのように勢いよく立ち上がった。
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