世界で1番君が好き
「京君!!」

思わず名前を呼んだ。

そうしたら京君の友達にまで見られてしまった。

「ま~たお前かっ」

京君は呆れ顔でこちらを見た。

「何してるの?」

「今日は雨だから座談会」

京君の隣にいた、切れ長の目をした男の子が答えた。

京君と仲がよくて同じサッカー部の糸山君。

確か結構モテているとか。

興味のなかった私も京君関連なら鍛えた記憶力が作動するのだ。
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