世界で1番君が好き
「言い訳は一切いらないから10文字以内でこれなかった理由を言って!!」

「テストかよ…」

そうぼやきながらも私に圧倒されたのか、京君は諦めたかのように呟いた。

「桜に呼び出された」

怒りとか悲しいとか感情が消え去った。言葉に詰まった。

「でも……」

「大丈夫!!」

京君の言葉をかき消した。
< 71 / 95 >

この作品をシェア

pagetop