わたあめ
無言のまま、時が過ぎた。

あたしは、自室へと案内し、座らせる。

「なあ」

沈黙を破ったのは昌。

「どうして俺を避けるんだ?」

「分かんないの?」

どうして分からないの?

昌にとってあたしは都合のいい女なの?

分かんないよ・・・。

「分かんねぇよ。」
< 113 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop