わたあめ
あたしは足を進めて、

拓哉の隣に座った。

「いつもお世話になっております。

 おじい様。」

一礼して、あたしは笑顔を見せた。

1日でもいいから普通の子になりたいわ・・・。

まあ、半分は普通の子なんだけどね。

だってミニお嬢様だもの。

「拓哉さんも、こんにちは。」

横にいる拓哉にも話しかけた。

「こんにちは、葵さん。」

すると祖父が口を開いた。

「葵、これから拓哉さんと同棲してもらう。」

・・・同棲?

拓哉と・・・・・・・・・?
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