わたあめ
しばらくすると、

香奈があたしの部屋にやって来た。

「・・・いらっしゃい、香奈。」

あたしは笑顔で言う。

部屋で紅茶の用意をしていた、長崎も一礼する。

「お邪魔しまぁす。」

紅茶の用意をし終わった長崎は、

純白のテーブルへと紅茶を置く。

「下がれ、長崎。」

「分かりました。香奈様、ごゆっくり。」

一礼した長崎は部屋を出た。

「座って、香奈。」

「ん、ありがと。」

あたしも座る。

「・・・美味しいね。」

香奈が紅茶を一飲みしてから言った。

「・・・そう?ありがとう。」

「んで、相談って何?」

香奈が真剣な表情で言った。
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