わたあめ
「ん?何だ?」

そう、あたしの最後の・・・、

望み。

それは・・・、

「夏祭りありますよね。

 その日1日だけ・・・、彼といさせて下さい。」

それがあたしの望み。

「何だと?」

「お願いです・・・。

 その日だけッ・・・!

 それで・・・それで・・・

 最後にします。」

あたしは震える声で言った。

本当はこんなこと言いたくないよ。

でも・・・・・・・・・・・・・

決めたんだ。

その日で最後にするって・・・・。

昌、ごめん・・・。
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