わたあめ
「んー、そっかぁ。」

香奈は言う。

「うん・・・、でも今度は中途半端な気持ちじゃないの」

「あたしは良いと思うよ。

 葵が1人で決めた事だし、

 それ事にあたしは口出しする権利は無いし。

 あたしは葵が笑顔でいればいいだけなの☆」

香奈は大人だなぁ・・・。

あたしみたいに馬鹿じゃない。

「もう、切るね。お幸せに☆」

香奈はお幸せに☆とか言うけど

付き合ってない。

あの時はあたしがただ泣いていて・・・

昌はあたしの家まで送り届けてくれた。

その時にはもう涙なんて枯れていた。
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