わたあめ
俺が葵を失う?

考えたこともなかったな・・・。

「知らねぇよ・・・。

 考えたくもねぇっ。」

だが・・・。

本当に失ってしまったらどうするんだ?

俺は・・・。

きっと・・・

「あんたのことだから暴走するでしょうね。」

そう、その通りだ。

「って・・・!おい・・・。

 何だよ、暴走って・・・。」


明菜は一度ため息をついてから口を開いた。
< 269 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop