わたあめ
そこからずっと無言だった。

会場はカップルや家族でいっぱいだった。

はぐれそう・・・。

すると昌が手を差し伸べた。

「はぐれるだろ?」

「ん、ありがとう。」

あたしと昌は手を繋いだ。

「人が少ない所行こう?」

あたし達は人気の無い所まで移動した。

低い壁に腰かけた。

「昌・・・、本当に久しぶりだよね・・・?」

「あぁ・・・、そうだな。」

「ごめんね・・・。携帯没収されてたんだ。」

「そうなのか・・・。」
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