わたあめ
「ねえ、昌~。

 あたしわたあめが食べたいな。」

「お前・・、子供だろ。」

「うるさいなあ・・・。

 いいから買ってきて!」

「へいへい。」

昌は渋々わたあめを買いに行った。

別れ告げなきゃ・・・・。

あたしは心に誓った。

「ほい、わたあめ。」

ボーッとしてる間に昌が帰ってきた。

「ん、ありがと。」

あたしは差し出されたわたあめを手に取った。

昌はあたしの横に座る。

「なあ、話せよ。

 何があったんだ?」
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