わたあめ
【葵Ver.】

なかなか寝れない。

昌の事が気になるばかり。

そういえば、さっきから名前を呼ばれているような気がする。

あたしはベランダへ向かった。

ベランダの扉を開けると、

生暖かい風と暗闇を照らす満月が光っていた。

「・・・葵?」

今確かに名前を呼ばれた。

あたしは靴を履いた。

そっと、下を見てみた。

あたしは目を見開いた。

「・・・昌。」
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