わたあめ
「葵、千咲、授業始まるよ。」

唯が冷静に言った。

「あ、ホントだ。ありがと」

あたしがそう言うと、唯は少し微笑んだ。

放課後・・・・。

あたしは、千咲と唯と遊んでいた。

お気に入りのカフェで。

「・・・でね、千咲と唯に大事な話があるの。」

「何々!!??」

千咲は興味津々に言う。

唯は優しく冷静に微笑んで、どうしたの?

と言った。

「・・・花岡拓哉・・・いるでしょ?」

「あぁ、あれはもう、女子の注目の的だよ☆

 拓哉君がどーしたの?」

唯は黙って聞いていた。

「・・・あれ・・・。」

「何々?」

千咲が言った。

「・・・婚約者なの。」

あたしは苦笑いした。
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