わたあめ
「「ええええええええッ!!??」」

冷静な唯も驚いていた。

店内の目線はあたし達に移された。

「ちょ、静かに!」

2人にそう言い聞かせた。

「・・・ま、マジなの?」

千咲が引きつった顔で言う。

「・・・マジです。」

千咲は硬直したまま。

唯は・・・、

「・・・そうなんだ。

 おめでたいじゃない。」

と冷静さを取り戻して言った。

しばらくその事についてあたし達は話した。

あたしは拓哉のこと全て話した。

昌のことは・・・言わない。

「同棲までいってんのね・・・。

 結婚一直線じゃない?」

唯があたしの方を向いて言った。

「うん、そうなの。

 高校卒業したら式挙げるの・・・。」
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