わたあめ
昌はあたしをそっと草むらに降ろした。

あたしが横を向くと、そこには仮面を外した昌。

「・・・バカ。」

ウエディングドレスは少し汚れていた。

「・・・うるせえ。

 会いたかった・・・。」

昌はあたしに3年ぶりの懐かしいキスをした。

「・・・もう離さない。」

昌が甘い口調で話した。

吐息が熱い。

「・・・そのつもりだから。」

大切なモノ。


それは、昌。

やっと見つかった運命の人。

だから、お願い離さないで。
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