わたあめ
また、泣きそうだ・・・。

気晴らしに散歩でも行こうかな・・・。

広い玄関で靴を履いていると

執事の長崎が話しかけてきた。

「どこに行かれますか、葵様」

ニコッと笑う長崎。

長崎はあたしの専属執事。

そんな事は今どうでもいい。
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