わたあめ
「・・・散歩。」

「そうですか・・・、お一人で?」

「そう。大丈夫、長崎。

 敷地内だから」

「付き添いいりますか?」

長崎は心配そうに言う。

靴を履き終わったあたしは、

笑顔で長崎に言った。

「いいわ、1人がいいのよ。じゃあ行って来るわね」

「行ってらっしゃいませ」

作り笑顔で精一杯。
< 60 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop