わたあめ
離れたくない。

でも、言わなくちゃ・・・。

「何でも無いっ・・・。ごめん?いきなり抱きついてっ・・・・」

言えなかった。

自分に勝てない愚かなあたし。

「どうしたんだよ、言えって」

体を離した、あたし。

「何でもっ・・無いの・・・・っっ。」

「じゃあ何で泣いてんだ?」

「本当に何でも無いよ!」

作り笑顔を見せた。

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