わたあめ
神埼さんは長身で眼鏡をかけている

男の人。

ついでにあたしの専属執事も男。

神埼さんはあたしの方を向いてニコッとして

どうぞ、と言い通してくれた。

「どうも・・・。」

中は綺麗。

白が中心となり作られている立派な屋敷。

「昌様なら今勉強中ですよ。自室にいらっしゃいます」

「ありがとう、行って来るわ」

神埼さんに微笑みあたしは

長い廊下を駆け抜ける。
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