わたあめ
「あ、もうこんな時間。

 またね、葵ちゃん」

こんな奴と結婚するなんて

嫌!!!!!!!!

拓哉はこの部屋から出て行こうとして

扉を閉める時。

「俺マジで葵好きだよ。

 絶対結婚までには好きにさせてやるよ」

と真剣な声で言っていたのが分かった。

「馬鹿じゃないの」

あたしは言った。

この部屋を去って言ったアイツに・・・。

 大嫌いな

”アイツ”。

結婚するはずなんて無い!

 する気なんて毛頭無いわよ。

バカ拓哉。
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