jk
予定はどんどんどんどん話が進んでいった。
そして、ついにその日が。
金曜日、学校が終わった瞬間、
すぐに飛び出して自転車をこいで、家に
帰る。そして、お互いすぐに支度をした。
私服に着替え、制服と洗っておいたブラウス
を荷物用バッグにつめた。
後の物は、昨日の夜から用意しておいたから、
もうバッチリ。ケータイと充電器と財布を
念入りに確認して、あたしは家を出た。
「真美、迎えに来た。」
「利佳ー、いらっしゃ~い。
ちょっとあがって」
「うん。」
本当はいますぐ出発したかったけど、
利佳は服に悩んでいた様子。
「トップス、このパンツに合わせるには、
ピンクと赤どっちがいいかなー?」
ピンクと赤って…
「どっちでも似合うよ。
まあ強いて言えば赤かな。」
「分かった。じゃあそうするね、
ちょっと着替えてくるから、待ってて」
「はーいよ」
数分後、真美が着替えを終え、
あたしたちは新幹線に乗りに行った。