甘いcaramel


連れられたのは隣の部屋


やっぱり颯太だったんだ...


「何すん...」


「まだ泣くなって言ったろ」


「え...?」


優しい手つきで、あたしの涙を拭く


「航大が行けなくなったらどうすんの?」


「...その方がいいじゃん...」


そしたらあと1年間...一緒に居れる...


「航大が決めたこと、口出しできるのか?航大はきっと、悩んだんだろうな」


「でも...っ」


航大が居なくなったら...あたし...


「お前は1人じゃねえよ」


「...?」


どういうこと...?


「そりゃ航大は居ねえから1人だろうけど、俺らが居るじゃん。お前が1人嫌だって言うならきっと高城が泊まりに来るよ。そのまま居候しそうだしな」







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