甘いcaramel
久々に瑠貴の部屋は何も変わってなくて
あたしと撮った写真がたくさん飾られていた
瑠貴...
「話って?なんだよ」
「あたし、颯太が好きなの。だから瑠貴とは...っ」
「もう言うな」
へっ?
言いかけて止められた
瑠貴...?
「俺に話があるって聞いた時に気づいた。あん時もそうだったよな??」
「っ...」
瑠貴は、懐かしい表情で呟いた
その顔は、あたしが別れを告げた時に見せた表情...
「俺、お前のことマジで好きだった。別れた時にやっと気付いた。だけど今更言えなくて。絶対言えなくて。ウジウジしてたら廉と付き合って...高校は俺も同じ高校に受かったけど...やっぱり美空と廉は離れなかった...」
嘘...
全然知らなかった...