甘いcaramel


「さてと、送ってくよ」


颯太が立ち上がる


「送るってどこに?」


家に行くの?


「は?高城ん家行くんじゃねえの?」


「あ...」


航大にそう言ったっけ...


「~...」


「何してんの?お前」


颯太があたしの腕をつかむ


「っ!?」


反射で振り払った


「...何もしねえよ、ばーか」


笑って言ってるけど、気付いた


颯太が寂しそうに笑ったのを


あたし、なんかしたっけ...?








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