《短》誤解から…本心の愛へ
「あたしだけ…?」
ソファーに座ったあたしの隣には肩を抱き寄せるトシ。
過去の話をするトシに耳を傾けた。
昔、6年間付き合っていた彼女がいた。
その彼女は、中々結婚を切り出さないトシに別れを告げて、今ではもう家庭を持っている。
その彼女と別れたすぐにあたしが現れた。
そして、トシは元カノが結婚したのを知り、あたしと真剣に付き合ったらしい。
だから、初めから彼女なんていなかったって…