《短》誤解から…本心の愛へ



でも、絶対に口に出したりしない。


この関係はあたしから望んだ関係だから。






チャイムの音が部屋に鳴り響き、彼が来た事を知らせた。


「お疲れ様。」


「ああ…」


ここが彼の帰る場所ならどれだけ嬉しいだろう。


おかえり


それは、あたしが言う台詞じゃない。


だから敢えて、お疲れ様と言う。







会社では、笑顔なんてあまり見せない彼がこの部屋では、見せてくれる。


あたしだけの彼になる…



< 4 / 31 >

この作品をシェア

pagetop