記憶の糸



「ねぇ?なんでお兄ちゃんは半年毎にいつもと違うレモンを届けるの?」



「僕の好きなお嬢様はレモンが嫌いだからだよ」



少年はよくわからない、と首を傾げた後、元気良くお屋敷に向かって走っていきました。



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