記憶の糸


いつしか目元にうっすらと皺の入った、しかし少女なままのお嬢様は、幸せな結婚を夢見て今日も外を眺めるのです。



繰り返される醜い小さな世界の事なんて、永遠に気が付かないままに……。






《end》





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