わすれたくて・・・
「俺には、何でも言ってこいよ?俺ら親友だろ?」
大河・・・・ありがとう。
大河に聞いてもらって心が軽くなった。
感謝しきれない・・・。
ありがとう・・・・
「お、おい!泣くなよ?!」
いつのまにか涙が出ていたらしい。
「・・ごめんね?大河ぁ~!ありがとぅ。」
「あぁ、これからも俺を頼ってこい!」
「うん。ありがとう」
「もう、礼はいいよ・・?」
「・・うん。じゃあ、今日は帰るね?」
「ああ。じゃぁな」

大河と別れて、家までの短い距離を歩いていたときに考えたこと。
それは・・・

好きなんだから、しょうがない。
匠輝がほかの人になんて思われてても、
私は、匠輝が大好き。だから、もうあきらめない。
もう、自分の心に嘘は、つかない!
大河が教えてくれた・・・。
私が、自分の心に嘘をついていたということ。
大河は私に大切な気持ちをくれた。

大河には感謝しきれない!
ありがとう。
ありがとう。

今度は、私が大河を助ける。
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