初恋の相手は俺様ヤンキー彼氏
職員室の扉を開けるのが、怖い。



まっ、時間は過ぎて行くし…


そう考えながらあたしは、職員室の扉を開けた。



「失礼します」



「おっ、来たか。ちょっと来い」



そう言われた。
あたしは、先生の所にいった。



「何でしょうか」



どうか、瞬から答えを教えてもらった事が、ばれてないようにお願いします。
あたしは神様にお願いした。

でも、その願いは、儚く散った。



「お前、問題の答え、一ノ瀬に教えて貰っただろう?」



「なんでですか?」



「お前が解ける問題じゃない」



「………」



「どうなんだ?」



「一ノ瀬君から教えて貰いました」



「まっ、いいだろう。これからは、授業に集中するように!」



「はい。すいませんでした」


そう言ってあたしは、職員室を後にした。
< 26 / 84 >

この作品をシェア

pagetop