初恋の相手は俺様ヤンキー彼氏
「寒くないか?」



「大丈夫」



俺と愛架の間に、沈黙があった。



俺は、沈黙が苦手だから、俺が沈黙を破った。



「あのさ…」



「何?」



「俺…お前の事…」



俺が、そう言いかけた時…


「愛架!」



「お母さん!」



お母さん!?
呼んでいる人は、愛架のお母さんだった。
凄く、綺麗な方だ。



「こんばんは」



俺は、愛架のお母さんに、挨拶をした。



「こんばんは。あれ?愛架の彼氏?」



「ち、ちがうよ」



「友達です」



彼氏だったら、どんなに幸せだろうな。



「そうなの〜?後ろから見たら、とても彼氏彼女に見えたんだけど♪」



嬉しい事言ってくれるじゃん!



「ちょっとお母さん!」



「瞬、ごめんね」



「別に大丈夫だよ」



俺は、愛架と、愛架のお母さんと、色んな事を喋った。
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