初恋の相手は俺様ヤンキー彼氏
電車に揺られて、一時間。


着いた〜♪
のは、良いんだけど、人多すぎ!



「何乗る?」



「絶叫マシン乗りたい!」



「じゃあ、行くか」



えっ!?
手を見てみると、瞬があたしの手を、握っていた。



「お前、迷子になりそうだから…」



「あ…りが…と」



「………」



あたしは、瞬の手を、そっと握り返した。

瞬と、手を握っているなんて、幸せな事だよ…



ちょっと待てよ。瞬と手を繋いでるって事は…………あたしと、瞬は、カップルって思われてる!?



あたしは、顔が、赤くなって行くのが分かった。

でも、瞬と手を繋いでると、嬉しくてたまらなかった。



「顔、赤いけど、どうした?」



「えっ!?大丈夫。何でも無いから!」



「それなら、良いんだけど」
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