初恋記念日~Happy Birthday~


「杏音ーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


出せるだけの声を出してあんねを呼んだ。

周りの人がこちらを見ていたが
そんな関係ない。


いまは杏音だ。


駆け寄って杏音を抱きしめた。
頭を打っていて、血が出ていた。


それから数分後、
誰が呼んでくれたのかは知らないが、
救急車がきた。

杏音と一緒に乗り込み、ずっとてを握っていた。


神様・・・・・・どうか杏音を助けてください。

神様なんていつもは信じないおれだったが、
この時ばかりは、こうするしかなかった。

どうか・・・・・・・・
       神様・・・・・・


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