君の隣
桃「え、莉奈本当に知らなかったの?
とぼけてんのかと思ってたww」
莉「笑いごとじゃないよー・・
楠木くん怒ってたかなあ・・?」
私は男の子に興味がない。
というよりも、苦手に近い。怖いんだ。
幼稚園の頃、いじめられたのがきっかけ。
だから、楠木くんを知らなかったんだもん、
と勝手に心の中で言いわけする。
桃「えー? 大丈夫じゃん?
唯希優しーもん」
莉「そーかなあ・・・?」
桃「心配なら謝ってくればいーじゃーん」
莉「だってー・・・・」
桃「別に怖くないよー?
大丈夫だってー。」
莉「んー・・・」
ということで、桃香を連れて謝りに行こう・・!と
決心したのに、
「あ、あたし用事あるからー!」と
あっさり断られ、
仕方なく1人で行くことになった。