いわば、勿体無い
「あぁ、そっか。ならお前らペア決定な。じゃあ他に「こいつとぺアになりたい」って希望ある奴いるかー?」



「あ、あのさ…」




その場を仕切っていた男子に一人の男子が話しかけた。




「おー、どした?」



「あの…、香坂よかったら俺とペアになってほしいんだけど…」




その言葉に周りに居た皆が冷やかしの声を挙げて。



それでも、満更でもなさそうに香坂さんは困ったような笑顔で頷いたのだった。
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